2002
日本の木材加工業を取り巻く環境は急変しているため、木材加工に関する職業教育訓練のシステムも変更を迫られている。 そこでその職業教育訓練の実態をつかみ、現在のシステムの問題点を抽出するため、飛騨高山地域の家具工場5社の従業員364名に 対してアンケート調査を行った。就職前の職業教育訓練の有無別に分析した結果、就職前の職業教育訓練が技能工の技能向上に対する 意識を高める効果が認められた。しかし同時に、技能工が仕事についてからの職業教育訓練の中心はOJTであり、その影響が大きい事も示唆された。