ユナリグナだより

1999年9月

〜目次〜

  1. あいさつ
  2. 紙上総会の結果
  3. 新役員のお知らせ
  4. 会計報告
  5. 会員の方々からの投稿記事
  6. 葉書短信による近況欄
  7. 昨年度の卒業生の研究テーマと進路先
  8. 新会員
  9. 住所不明者
  10. 事務局からのお知らせ
  11. 編集後記

〜あいさつ〜
 
ユナリグナ会長 藤井義久 (昭和55年卒)

 朝夕めっきり過ごしやすくなりましたが、会員の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 さて前回の会報において、本会の運営改革案を皆様にお諮りしたところ、多数のご賛同を頂きました。現在、若手のスタッフを中心に、新体制での運営を開始しており、この度会誌をお届けすることになりました。電子メールでの情報提供やホームページも順次開設する予定です。
運営財源の確保など、残された課題はありますが、会員相互の親睦をはかり、皆様のなお一層のご理解と協力を頂くことによって、残された課題にも取り組んでいきたいと考えております。皆様からのご意見や感想をお待ちしております。

〜紙上総会の結果〜


 前ユナリグナレポートでお知らせしました新役員に関する紙上総会の結果を報告いたします。

承認171、非承認なし  (昨年度末名簿登録会員数1073名)

 以上の結果をもちまして新役員は承認されました。

〜新役員のお知らせ〜

紙上総会にて承認された平成11年度ユナリグナ新役員(氏名、卒業年)をお知らせいたします。

会長   藤井義久S55 (1年間留任)

副会長  上高原 浩H3、中島啓介H9 (共に1年間留任)

監事   広澤修一H10

会計   岩渕晶子H10

運営委員 石岡 智H10、石田洋二H10、伊藤健一S51、河本晴雄S61、坂本正弘S57、巽 大輔H6、仲村匡司S62、
野橋健三S47、萩原奈保子H10、藤田 稔S44、松本英剛H10、簗瀬佳之H8、吉岡まり子S57、吉永 新H1

〜会計報告〜

平成10年度の会計報告(平成10年4月1日〜平成11年3月31日)をいたします。
 
【収入】 【支出】
前年度繰越金 2,028,671 ユナリグナだより 84,542
利子 1,180 ユナリグナレポート 165,221
終身会費 70,500 歓送迎会 114,410
歓迎会寄付 54,000 写真代 17,724
その他 6,505 事務費・諸経費 9,108
次年度繰越金 1,769,851
合計 2,160,856 合計 2,160,856

                        以上会計を報告いたします会計 廣澤 修一

                        以上の通り相違ないことを認めます監事 杉江 良寛

 次年度繰越金が、前年度繰越金から258,820円減りました。会則の変更にともなって終身会費収入が減少した(平成9年度258,500円、8年度327,500円)ためです。


〜会員の方々からの投稿記事〜


新しい企画として会員の方からのお便りを紹介いたします。今回は第1回目ということで事務局で数人の方にお願いいたしました。会員の皆様からのご投稿をお待ちしております。


『四十歳を越えれば立派な中年』

村上浩二 名誉教授 (平成7年3月退官,兵庫県立森林林業センター勤務)

 私が大学院のドクターコースを経て信州大学の農学部講師に採用されてしばらく経った頃のある日、中戸莞二名誉教授の同級生にあたる先輩の先生が「村上さん、大ショックを受けましてなあ」と。よくお伺いしてみますと、「人間、40歳を過ぎると立派な中年ですよ。何時までも若いつもりでおらず、?」とかかりつけのお医者にいわれたとことでした。以来、なぜか「?立派な中年ですよ」という言葉のみ今も鮮明に記憶しております。
 こんなことがあったからかどうか、40歳の半ばになった頃、やっと繊維学会春季大会の発表準備が終わった日の翌朝、左足親指の付け根のところに突き指をしたような感覚に襲われました。病院へいきますと、通風でこれからしばらくはもっと痛くなり、歩行も困難になるとのことでした。今は亡き今村力造先生がピンチヒッターをかってでて下さり事なきを得ましたこと、今も有り難く感謝しております。その数年前から、ドックで尿酸値が高かったのですが、あまり気にしなかったことの報いと思っております。発作が治まりかけた頃、ビッコを引きながら廊下を歩いておりますと、岡本 一先生に「おっ、通風か」と一目で見破られました。先生にご経験があったかどうかは存じませんが、先日亡くなられた奥田東元総長、深見 浩元農学部長などなどかなり同病の士がおられるようです。最初は毎週、そのうちに一ヶ月に一回、二ヶ月に一回、今は三ヶ月に一回の病院通いを続けています。
 多分平成2年の春(小生58歳)のことだったと思いますが、例によって病院へまいりますと、「体重を減らさずにこのままいくと、ホアグラ(脂肪肝)になって、糖尿も危ないですよ」と宣告されました。飢餓世代の者にとって、食べたいものも食べず、飲みたいものも飲まずではあまりにも情けない、何とか抜け道はないものかと。窮地に陥ると良い知恵が浮かぶものです。小生、中学時代から大学までずっと水泳部で泳いでおり(専門は背泳と水球)、あの当時も京大水泳部の部長をしておりました関係で、それまでお金を出して泳ぐという感覚をもっておりませんでしたが、この点を変えればと思いついたわけです。早速、幾つかの(屋内)プールの下見に出かけ、肉体的に少し無理をしてもよいように、スタートはゴールデンウィークからとしました。現役の頃、練習開始後10日か2週間でクリヤーできたプロセス、すなわち最初息が苦しくなり、次いで息が続くようになると手足が動かなくなり、最後に心臓と筋力の両者がバランスするようになるというプロセスを終了するのに半年と少しかかりました。週1〜2回のペースで、また泳がない日は最短30分は歩くように心がけました。また、泳ぎ方を「何がなんでも速く」から「気分よく浮きやすいように」に変えたので、今は100m 2分半から3分のペースです。1回分の泳ぎの内容はバック(背泳)、ブレスト(平泳)、フリー(自由形)各500〜700mと水中歩行(駆け足を含む)500〜1000mで、息が上がらない程度に60〜90分間連続して動くことを心がけています。体が泳ぎになれるのに伴って、体重は最初の1年間で85kgから74kgまでと面白いように減りました。その後75kg前後でコンスタントになり、その状態が退官時まで続きました。大学での会議などの雑用の疲れと泳ぎなどの運動の疲れは全く異質であり、どんなに疲れて帰っても、泳ぐとスキリするという体験はやってみないとなかなか分からないものです。泳ぎは現在も年50回のペース(週1回)続けておりますが、通うのに便利な場所にあり、都合のよい時に利用できることに加えて、時間を選べば一人で一コースを占有できるなどの好条件に恵まれているためと思っています。おかげで野外の調査など全く苦にならない状態ですが、体重は現役時代に比べてやや増え気味です。京大でのストレスが大きかったためか、タバコを止めたためか、原因は不明です。
 なお、小生と同年の岡村圭造先生は肩凝りの防止に(再度の泳ぎでは小生より先輩)、また佐道 健先生は運動不足の解消に今も泳ぎを続けておられる由です。
 ユナリグナの会員諸兄姉には何時までもお若いと思っていましたが、よく考えてみますと、かなりの方が「立派な中年」であり、そろそろ健康にもという年頃になっておられます。決定的にことにならない前にということで、あえて私の恥をお話しした次第です。


『加工材料追想』

野橋健三 (昭和47年卒業,
片山化学工業勤務)

 新曲 ♪格子戸をくぐり抜け、見上げる夕焼けの空に、誰が歌うのか子守歌、私の城下町♪, 光陰矢のごとしとは、何度も言い古された格言ではあるが、真実を表してなお余りある。
 昭和46年春、私が四回生(第4期生)となって旧林産工学科木材加工材料学研究室(当時、教授 横田徳郎先生、助教授 白石信夫先生)の門を敲いた往時の状況をユナリグナ全会員、特に若手の方々に向けどう端的に説明すればよいか悩むところではあるが、昔のことを一言書いてとの要望に応え、私の心象風景の一端を交えてご紹介しよう。
 暑い夏が過ぎ、課題研究(卒論に相当)実験の進捗状況が切迫していた晩秋の夜更け、修論実験が佳境に入った某先輩が3階実験室で抽出操作の手を休めて口ずさんでおられ、自分もついつられて歌い出した冒頭のメロディーはおりしも大ヒット中でラジオの深夜番組から頻繁に流れていた。
 まだ駆けだしで化学実験操作もおぼつかず、減圧蒸留の真空度調節に苦心しながらようやく蒸留できたスチレンモノマーが電球の光を浴びてナスフラ中で美しく放つ虹色の輝きと蒸留残液の焼けたような臭いが、今はカラオケでもあまり歌われなくなっているこの古ぼけた懐メロと奇妙に融合して今も忘却しかけた記憶から時たま鮮明に蘇ることがある。
 なにげない場面が脳裏に残像として潜伏し続け、あるふとしたきっかけにより再び活性化され、あたかも昨日の出来事のように顕在化してはっとすることは誰でも経験することなのかもしれないが、先日の飲み会でこの事象に遭遇した。ちなみに私の課題研究テーマは林産工学科第1期生以来の各先輩から引き継いだ木材抽出成分の重合阻害作用に関するものであった。
 現在上空からみると日の字型に構成されている農学部総合館は、その当時部分的にしか完成しておらず、最初に建設された旧林産工学科新館の3階から天気の良い日には北東に比叡山の頂も見晴らせた、ある意味ではのどかな環境にあった。この頃、メモリー付き電卓なるものがようやく大衆化しはじめ、アルミ缶ビールが市民権を得たように記憶している。なお、木材加工材料学テーマ専攻同期生には浅海豊明、武久文雄(各、王子製紙)、古川昭栄(岐阜薬大)、小林秀行、本吉泰次(各、大建工業)の諸君がおり、それぞれ第一線で活躍中である。


『日本産チョウ研究の「教祖」小路嘉明のあまりに早すぎる死』

柏原精一 (昭和52年卒業
,朝日新聞社『サイアス』編集長)

 小路嘉明と私とは、かつて林産工学科の同級生だったことがある。そう表現するのがたぶん最も正確だろう。
 1976年春、5回目の「4年生」に挑戦すべく、久しぶりに木材構造研究室に戻ると、大阪弁まる出しで、何事かまくしたてている先客があった。
 「いや、どうもインドネシアかどこからの留学生と思われとったらしいんですわ」。他の学科の研究室に遊びにいくと、なぜか彼にだけお茶が出る。ついにその謎が解けたという話らしい。真っ黒に焼けた顔にギョロリした目。チリチリ頭に赤いバンダナでは、そう誤認されるのもしかたがない。それが小路との出会いだった。
 当時、私は世にも恐ろしい「病」を患っていた。毎年、春になると向学心が沸々と湧いてくる。「今年こそは」と大学に戻る。しかし、ギフチョウの季節が終わり、広河原のあたりをミヤマカラスアゲハが舞うころになると決まって発作が襲う。北インド・ダージリンはタイガーヒルを優雅に舞うクリュシュナ(タカネクジャクアゲハ)、あるいは、ニルギリ丘陵の斜面を猛然と駆け上がるブッダ(ブッダオビクジャクアゲハ)の姿が、瞼の裏に現れて、去ろうとしないのだ。
 「ひと月ぐらいは大丈夫か」。金をかき集めて、南へと向かう飛行機に飛び乗る。だが、熱帯・亜熱帯の自然は、短期間で味わいつくせるほどヤワではない。採りたいチョウが次から次に出てきて、旅程は1週間、さらにまた1週間と延びていく。気がつけばもう秋。「えーい、また来年があるわい」。そんなことの繰り返しだった。
 小路もまた同じ発作に苦しんでいた。エゾヒメギフチョウのころは北海道に、迷蝶シーズンが来れば沖縄にと、自然に足が向いてしまうのだ。彼の卒論の担当教官は藤田稔助手(現教授)。「実験をほっぽらかして、どこ行きやがったんだ」と頭から湯気を上げているのを何度見たことか(当時の藤田先生は角刈りだった)。
 同病相憐れむ。意気投合するのに時間はかからなかった。やがて、週の何日かを私のアパートから通学するようになっていった。新婚ホヤホヤのわが家に、ちょっとひねた長男ができた感じである。とはいっても、妻のアルバイトか頼りという、学生結婚の貧しい家庭だから、育児はなかなか大変だ。晩飯はたいてい「親」抜きの親子丼(世間では玉子丼とも呼ぶらしい)。サントリーレッドを空けながら、どちらかが自然に寝入るまで蝶談義を続けるのが常だった。
 翌春、私はぴったり満期で大学を出た。小路はさらに1年「学問」を続け、5年で卒業した。「同級生だったことがある」というのは、つまりそういうことである。
 いったんは参考書出版社に就職した小路だったが、すぐに退職、「蝶研出版」という会社を興す。全国のチョウ研究者に門戸を開いた雑誌『蝶研フィールド』、学会誌から中学・高校の生物クラブ誌まで、日本のチョウに関したすべての報告を網羅する『蝶類年鑑』などの発行を通じ、やがて蝶研はアマチュアの研究者たちの拠点となっていった。採集地の「小字」にこだわり、斑紋の微細な変異までをあげつらう。簡単にいえば、それは、日本のチョウ研究の精度を、もうワン・オーダー上げようという試みだった、と私は理解している。
 そして、小路の名はチョウ、それも日本産というごく限られた世界ではあるにしても、特別な意味をもつものになった。教祖、カリスマ、そんな表現が最も近いかもしれない。少なくとも、小路の名を知らぬ者は、この世界ではモグリであると断言してよい。
 その小路の早すぎる、実にあっけない死から、もう1年がたった。不思議なことに、いっしょに採集に行ったことがない。いつかはいっしょに、とお互いにいいながら、ついに約束は果たせぬままになった。ソフトボールもバットに当てられない小路が、どうやってあの俊敏なチョウを捕まえていたのだろう、という疑問は、私にとっての「永遠の謎」になった。かわいがっていった君の「妹」2人も今は大学生。美しく育った彼女たちに、せめてもう1度会ってやってほしかった。
 林産工学という学問からはかなり逸脱したものの、わが学科が小路という一種の傑物を生んだことは、長く記憶にとどめられてよいことだと思う。


『近況報告』

(岡嶋 克也 平成6年卒業,PENFABRIC Co. 勤務)

 京都大学を卒業し、はや4年目の春が過ぎました。今年は、長年住み慣れた京都の街を離れ、マレー半島の西側ペナン島で、夏を迎えようとしています(とは言っても、こちらは年中「夏」ですが...)。
 マレーシアという国について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?やはり林産出身の方々なら、熱帯、ジャングル、マングローブの森といったところでしょうか。私もこちらに赴任する前は、そのような熱帯の発展途上国というようなイメージを持っていたのですが、実際にこちらへ来てみて、そんなイメージは一気に払拭されてしまいました。マレーシアは、近年の「ルック・イースト」政策(「日本や韓国から学ぼう」という政策)やリゾート開発により、都市部では高度な経済発展を遂げています。ここペナン州においても、自由貿易地区には世界各国の合弁企業の広大な工場群が広がり、街の中心部には日本顔負けの高層のビルディングが建ち並んでいます。
 この5月に私が赴任してきた会社PENFABRICも、そのような工場群の中にあります。PENFABRIC社は、ポリエステル/綿混織物の染色・仕上を行っている会社で、この分野では東洋一の規模を誇っているそうです。毎月の生地の生産、販売量は1000万ヤードにも及び、一体、誰がこんなにたくさんの生地を買うのだろう?と不思議に思うこともあります。一説によると、アメリカ人の着ているビジネスシャツの5枚に1枚、ハワイのアロハシャツの80%は、ここで生産された生地が使用されているとのことです。
 PENFABRICに赴任した当初は、その工場の大きさに圧倒され、また言葉の壁というものもあり、なかなか思うように仕事を進められずにいたのですが、最近ではローカルのスタッフ達ともうち解け、「自分らしさ」みたいなものも少しずつ出せるようになってきました。3年間という短い在任期間中に、どれだけのことが出来るのかはわかりませんが、一つでも多くのことを学んで帰りたいと思っています。
 最後になりましたが、ユナリグナ会員の皆様、東南アジア地方へお越しの際は、是非我が家へもお立ち寄り下さい。海岸沿いの美しい風景と、新鮮な熱帯のフルーツを用意してお待ちしております。


『時が経つのは早いもので・・・』

堀 美智子 (平成7年卒業,博士過程在学中)

 早いもので、9回目の京都の夏を迎えています。大学に入学してから自分の近辺はあまり変わらないまま(私の年齢は変わっていってますが・・・)、いつのまにか時間が経ってしまったという気がしています。
 平成3年に林産工学科に入学し、4回生になって私は、当時村上教授がおられた林産化学研究室の中坪助教授の指導の下でセルロースの合成研究を始めました。その頃はまだ、こんなにも長く大学にいることになるなどとは夢にも思っていませんでしたが。その年で村上教授が退官され、中坪先生が木材化工学研究室の教授になられたのを機に、修士から研究室を変わることになりました。
 大学改組の話はその頃聞いたかもしれません。当時は“改組”というのが、何のことかさっぱりわかりませんでしたし、林産工学科がなくなり研究室の名前が変わってしまう、などとは思いもしないうちに、結局私たちが最後の林産工学科の修士卒となってしまいました。改組のことを実感しだしたのは、実際に研究室名が生物材料化学に変わり、博士過程に進学して新しくなった自分の学生証が林産工学ではなく、森林科学専攻になった頃からで、最初はものすごく違和感があり、「新しい研究室名ってなんやったっけ?」、事務などで、専攻は?と聞かれれば、「えーっと林産工学でしたけど、今何でしたっけ?」というような具合でした。一昨年ユナリグナの副会長をまかされた際に、だいぶ詳しいことを知ることができましたが、それでも正直言って、別の研究室の名前は今でも旧研究室名でないとピンとこない状態です。現在のM1からは、学部から全く違うシステムで入学してきた人達ですから、林産工学という名前を全く知りません。そんな人達に、旧林産の話をすると、つい数年前までのことであるにもかかわらず、ものすごい昔話をしているような錯覚にとらわれ、あっ年寄り臭い、と我に返ったりする今日この頃です。
 そんな中で現在私は、修士からやっているキシランの合成研究をいまだしつこくやっています。ご存じの方々からは「まだでけへんのか?」とつっこまれそうですが。D論という大仕事がいよいよ目の前に迫ってきましたが、“まあ、なんとかなるやろ”と思ったり、“いや、なんとかせな!”と思ったりで、相変わらずの毎日を過ごしています。


〜葉書短信による近況欄〜


会員の皆様より昨年のユナリグナ便り同封の葉書にて寄せられましたメッセージです。編集部による掲載漏れにつきましては御容赦願えれば幸いです。

・ユナリグナの運営方針の提案に向けてはとても大変だったと思います。御苦労様でした。今回このような案が生まれて安心しています。(柏川陽子 H5卒)

・来年より「木材保存学」の授業も担当することになりました。従来の「森林昆虫学」に加えてのことにてまたまた多忙になりそうです。(岩田隆太郎 78年卒)

・勤務先、滋賀県総合教育センター。(伊庭治之 S46卒)

・会の存続のため色々有り難うございました。(日下信義 S48卒)

・昨年の10月より初めての単身赴任というものを岡山で経験しております。(S55修士卒 冬木敏夫)

・ご無沙汰しています。昨年四月に上の子が幼稚園に通いだしてからは、ますますばたばたとした毎日を送っています。(曽根育三 S63卒)

・林産学を学んだ者の集まりとして、本会が存続していくことは、ユナリグナの名にふさわしく喜ばしいことだと思います。役員の方々の負担も増えることと存じますが、よろしくお願いします。(太田章介 H4卒)

・連絡文、意見などもEメールで処理して事務の簡素化を図ればよいのでは。印刷メディアに頼るのは時代遅れだと思います。HP楽しみにしています。長いこと見ていて気付かなかったのですが、縦書きより横書きの方が書き易いのですが。(浅原哲 S50卒)

・仕事のかたわら都内某大学の国際政治経済学の博士課程に通っています。多くのビジネスパーソンと知り合いになって刺激的です。(池内健治 S53卒)

・「会友」とはどなたが考えられたのか、「ユナリグナ」の主旨にあったネーミングだと思いました。会友がたくさん集まってくれることを期待します。(川村規世枝 H7卒)

・会の存続についてよい結論を出していただいてよかったと思います。(松尾健司 S63卒)

・私の考えでは林産関係の卒業生は今までの卒業生と同じ扱いでよいと思います。現在東京単身赴任中です。     (小野克己 S44卒)

・役員の皆さまお世話様です。私は元気にパンストなどの開発をしています。(水元宏子 H8卒)

・ユナリグナの運営方針については基本的に賛成致します。自分の子供が大学に行く年代になって、自分の学生時代が本当になつかしく思い出されます。でもいくつになっても何かに向かって情熱を持ち続けていたいと思っています。  (綾木光弘 S51修士卒)

・旧学科、講座と新組織の対応関係が分かる表のようなものがあれば・・・と思います。(大串博行 S49卒)

・各研究室便りでは(その年のものでなくてもよいから)、「こういう研究をしています」という内容を充実させてもらえばなぁとも思います(いろいろと教えて欲しいので)。(山添眞宏 94卒)

・とても良い案だと思います。ホームページを開設されるのを楽しみにしています。会員名簿の発行の際は皆さまのEメールアドレスも是非載せて下さい。(河崎菊子 S60卒)

・役員の皆さん大変だったと思います。ありがとうございました。レポートなど電子メールにすれば、少しは経費削減になるかもしれませんね。(小川智亮 H2卒)

・ユナリグナが先細りにならないように配慮された運営改革案に賛成です。役員の皆さんご苦労さんです。木材にこだわりはありませんが、再生産可能な天然資源である木材と地球環境のことを考えながら、これからも研究に勤しみたいと思っています。(末吉修三 S51卒)

・現在、南米チリ駐在です。ユーカリの植林に取り組んでいます。今年中には事業規模で新手法で植林できる見込みを得ています。(大森俊二 S46卒)

・ユナリグナの存続をよろしくお願いします。高知の生活も三年となり土佐弁が身につきつつあります。       (高原繁 S54卒)

・三菱総合研究所システム工学研究センター先進科学部勤務。(高橋信吾 H10卒)

・林産工学科がなくなるのは非常に残念です。卒業後就職した安宅産業が住林に合併したのと同様断腸の思いです。同窓卒業生皆々様のご多幸を祈ります。(柳井卓 )

・3月に第一子(男の子の予定)が誕生します。(大塚寛之 H2卒)


〜昨年度の卒業生の研究テーマと進路先〜


 研究室ごとに卒業生の研究テーマと進路先をまとめてみました。氏名、研究テーマ、進路先の順に示してあります。修士課程修了者は氏名の下の欄に(修)と示してあります。大学院進学者の進路先は専攻名から示してあります。正式には、京都大学大学院農学研究科◯◯専攻となります。


森林科学専攻
・生物材料生産システム学分野
石井彩子 粗滑感に対応した木材の表面粗さ評価法に関する研究官能検査に基づく包絡線型規準面の決定 京都府警
小松祐一 インパルス応答を利用した木材における縦波の減衰特性の評価 森林科学専攻修士課程
須田岳晴 シロアリ食害活動に及ぼす光および気流の影響 森林科学専攻修士課程
内藤茂樹(修) 木材の熱的異方性を利用した繊維走向の三次元的評価 松下電工(株) 
・植物細胞構造学分野
伊藤真記(修) 広葉樹分化中木部細胞におけるCADの局在 日本製紙
大野清三(修) ニトロベンゼン酸化後のヒノキ仮道管壁におけるリグニン分布 大王製紙
北谷公一 ミズメ及びトチノキ木部構成要素の木化過程 森林科学専攻修士課程
西向祐相 熱帯多雨林地帯に生育する数種の広葉樹造林木の成長輪構造 森林科学専攻修士課程
前田幸久 免疫法によるアカマツ仮道管壁でのグルコマンナン及びキシランの堆積過程と分布の解明 森林科学専攻修士課程
・生物材料設計学分野
右京斉一郎 木質床の振動応答特性と歩行感の関係 森林科学専攻修士課程
大谷 優(修) 有限要素法および画像相関法によるピン接合木材の破壊挙動解析 大和銀行
長田 憲 心理評価から見たストランドボードの設計 変わらず
杉尾康志 動的模型実験による木造住宅の耐震性の検討 森林科学専攻修士課程
杉本琢磨 視覚心理イメージと画像特徴量との関係 森林科学専攻修士課程
南 和行 住宅の外形要素の数量化によるイメージ予測 森林科学専攻修士課程
村井 学(修) 血圧の連続測定による木材色が視覚心理に及ぼす影響の定量化 三菱信託銀行
・複合材料化学分野
阿満証子 ε-カプロラクトンの開環グラフト重合によるセルロースアセテートの可塑化 森林科学専攻修士課程
影山直子(修) デンプンのプラスチック材料化に関する研究 住建産業(株)
木本真穂 米糠ピッチのウレタン樹脂発泡体化 大倉工業(株)研究所
平瀬善幸 セルロースジアセテートのε-カプロラクトンによるプラスチック材料化とその生分解性の検討 森林科学専攻修士課程
溝端斉治 セルロースアセテートの新しい調製法 森林科学専攻修士課程
山本さとし(修) 混合ヒドロキシ酸によるセルロースアセテートの可塑化 東レ(株)
・生物材料化学分野
片平 類(修) TIZ法によるリグニンの構造解析 森林科学専攻博士過程
小林悦子 化学合成セルロース誘導体の化学反応性-2位水酸基の反応性- 森林科学専攻修士課程
坂井圭子(修) 各種芳香族化合物の含浸が木材の物性に及ぼす影響 資生堂
三川裕司(修) 開環重合法による位置特異的置換メチルセルロースの合成 日本リーバ
・天然繊維工学分野
石井大輔 粘弾性から観た水系におけるカルボキシメチルセルロースとアルミニウムイオンとの相互作用に関する研究  森林科学専攻修士課程
多結庄義博 原子間力顕微鏡によるセルロース繊維の表面構造の解析 応用生物科学専攻修士課程
平野大信(修) 紙の破壊靭性試験下におけるき裂進展開始点の検出およびそれに基づくJcの決定 王子製紙
玉井伸岳(修) カードラン / DMSO / 水3成分系の構造とゲル化機構 森林科学専攻博士過程
地域環境科学専攻
・バイオマス循環論分野
幸 進(修) 中央アジアの環境放射能に対する核実験の影響について 地域環境科学専攻博士過程
小坂堅太郎 マングローブの浸透圧調節物質について 住友林業
迫田 博 スギのカルコン合成酵素遺伝子〜クローニングとその発現について〜 地域環境科学専攻修士過程
竹之内みどり(修) 生ゴミ分解菌の性質に関する基礎的研究 林野庁
中島啓介(修) イエシロアリのエンドグルカナーゼ 地域環境科学専攻博士過程
浜本香代子 シロアリタケによる木材の分解〜シロアリタケの多糖分解酵素の評価〜 地域環境科学専攻修士過程
三浦えり子 スギのショ糖リン酸合成酵素遺伝子 変わらず
宮西智子 タケ葉緑体DNAの組み替え領域に関する考察
油石 元 酸性雨の森林生態系における挙動 帝人
木質科学研究所
森林科学専攻協力講座
・木質高分子学分野
本多幸子(修) 木材の横圧縮大変形 -樹種特性の解析- 凸版印刷(株)
松山拓郎(修) 白色腐朽菌ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)の形質転換系の開発
・木質細胞構造機能学分野
有留洋子(修) あて材形成に関与する遺伝子のcDNA解析 応用生命科学専攻博士課程
・木質劣化制御学分野
沖谷貴久(修) 国産針葉樹材の耐久性に与える抽出成分の影響 王子製紙
村瀬宏一(修) 炭化過程における木材の透過性変化 凸版印刷(株)
応用生命科学専攻協力講座
・遺伝子発現分野
小段篤史(修) アカマツのスチルベン合成酵素遺伝子の解析 応用生命科学専攻博士課程
・生化学制御分野
鈴木史朗(修) Arctium lappaおよびAnthriscus sylvestrisにおけるリグナン生成の立体化学的選択性について 応用生命科学専攻博士課程
永井裕子(修) 木材腐朽菌オオウズラタケ(Tyromyces palustris)の新規シトクロムc依存型グリオキシル酸デヒドロゲナーゼの精製と性質 (株)三菱総合研究所
・バイオマス変換分野
上辻久敏(修) 白色腐朽菌Pleurotus ostreatusにより生産されるマンガンペルオキシダーゼに関する研究 応用生命科学専攻博士課程
仲亀誠司(修) リグニン分解性担子菌による過酸化前駆物質の生産 王子製紙


〜新会員〜

小坂 堅太郎、福田 一寛、油石 元   以上3名

〜新会友〜

阿満 証子、井内 哲、石井 彩子、石井 大輔、小林 悦子、小松 祐一、迫田 博、杉尾 康志、杉本 琢磨、須田 岳晴、中山 由起栄、平瀬 善幸、南 和行、宮西 智子  以上14名

〜住所不明者〜

 こちらの方々の連絡先が不明となっております。ご存じの方はユナリグナ事務局までご一報下さい。よろしくお願いいたします。卒業年、氏名を示してあります。敬称略。

S44松生勝、S46西久保俊文、S47内山淳、本吉泰次、S48佐藤秀次、前田眞孝、S49松田真一、藤本英人、S51市川智、大田雅彦、S52澤能孝、島本春子、中本明、S54石井進悟、安田歩、S55原田康裕、原田良雄、S56千村章彦、原田久美子、S57車谷元、住友康眞、戸田勝啓、藤井利樹、S58坂本哲也、渋谷康、山野井章、湯原隆、S59田中克明、藤田英二、S60高井和彦、増本雄徳、S62板倉修司、S63石富誠、井出成一、小川尚子、畑茂樹、藤田晃、H1示野郁乃、山内活也、H2大村和香子、久野進、前川知之、H3浦上善一郎、大越洋一郎、間島重道、H4坂口卓広、佐野書恵、H5石崎雅也、岡崎仁美、小川健一、亀井美加子、里村憲光、H6張敏、福島幸太郎、H7大塚雄一、大前宏輔、松原真由、松本純治、三亀啓吾、H8遠藤雅士、高橋一聡、横山操、H10吉田祐三

〜事務局からのお知らせ〜

 −ユナリグナ電子メール

 新たにユナリグナ専用メールアカウントを取得いたしました。今後の参考に致しますので、メールアカウントをお持ちの方は、下記までご連絡下さい。また、電子メールをお持ちで住所変更などが有った場合もこちらへご連絡下さい。ご意見、ご質問などもお待ちしております。

E-mail: unaligna@kais.kyoto-u.ac.jp

 ユナリグナホームページの開設

 さらに新しい試みとして、ユナリグナホームページを開設いたします。

URL: http://h1sparc1.kais.kyoto-u.ac.jp/~unaligna/

〜編集後記〜


編集部の不手際により発行が遅れましたことをお詫び申し上げます。これまでユナリグナリポート、ユナリグナ便りの2本立てでしたがユナリグナリポートを廃止し、経費節減に取り組みました。内容的にはこれまで1年間に提供してきました情報量は減少していないと考えております。現在、ユナリグナではOB会の原点として、会員に対するサービスの向上を目指しております。ユナリグナの方針、また今回の便りに対する皆様のご意見、ご感想、疑問、何事でもかまいません、会員の皆様の声をお寄せ頂ければ幸いです。

ユナリグナ事務局連絡先

606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学農学研究科森林科学専攻内 ユナリグナ事務局

郵便振替口座 0070-4-41843 京大林産工学同窓会

編集部 上高原浩、中島啓介、石岡智、石田洋二、岩渕晶子、萩原奈保子、広澤修一、松本英剛

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