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1998

木材の熱的異方性を利用した繊維走向のサーモグラフィによる測定

Thermographic Measurement of Slope of Grain by using Thermal Anisotropy of Wood

 木材の表面を円形に加熱すると、熱伝導率の異方性のために温度上昇部は楕円状になる。この楕円の向きや長短軸比から、繊維の走行方向を非破壊的に3次元評価できる。この原理を利用した繊維走行検出方法を理論と実験で検討した。

サーモグラフィで測定した楕円状温度分布

図1 サーモグラフィで測定した楕円状温度分布
表面温度分布の有限要素解

図2 表面温度分布の有限要素解
(潜り角によってLS比が変化する)
潜り角とLS比との関係

図3 潜り角(θd)とLS比との関係

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