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2002

種々の木材加工面における突出山部高さ(Rpk)と触覚による粗滑感の関係

Relationship between Reduced Paek Height(Rpk) on Various Wood Surfaces and Tactile Roughness

突出山部高さ(Rpk)は負荷曲線に基づくパラメータの一つであり、物体間の接触・摩擦等といった表面の機能に関係するとされている。 そのため、木材加工面の触覚に対応する粗さ評価にも利用できる可能性があると考え、2種類のフィルタ処理によって求めたRpkと触覚による粗滑感の関係を調べた。

試料
セット1 ヒノキ及びスギの研削面(P80〜P400)及び
仕上げかんな加工面 計12種類
セット2 6樹種(ヒノキ、スギ、ミズナラ、マカンバ、ハードメープル、ケヤキ)
4加工方法(研削、仕上げかんな、手かんな、ボールエンドミル)
を用いた12種類


セット1、ヒノキ及びスギのみの場合は、どちらのフィルタを用いても、またカットオフ値が変わっても、より粗いと感じられた試料ほどRpkは大きくなるという結果が得られた。
図1 粗さの心理量ZとRpkの関係

図2 粗さの心理量ZとRpkの関係


セット2の場合、カットオフ値が大きいときにはRpkと粗さの心理量Zの対応が良くなるという結果が得られた。
図3 粗さの心理量ZとRpkの関係

図4 粗さの心理量ZとRpkの関係


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