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1995

種々の粗さパラメータによる木材加工表面の評価

Evaluation of Surface Roughness of Wood using Various Parameters

 木材加工表面の粗さを計測・評価する際には、目的に応じて加工に由来する粗さや、細胞などの組織に由来する 粗さを識別したり、粗さ感に対応する評価尺度を用いる必要がある。種々の木材表面の粗さをJISやISOで定められた パラメータで評価し、粗さ感との対応を検討した。Fig.1より、Ra75の値が大きくなるほどより粗く 感じられる傾向が認められたが、これはcut-off値が大きいほどより顕著であった。しかし、粗さの心理量は異なるが Ra75がほぼ値を示す場合もあった。このことからRa75は粗さの心理量を表す パラメータとして適切ではないと考えられる。

加工方法によって断面曲線は大きく異なる



断面曲線の空間周波数パワースペクトルは、0.25mm以下の波長でそれぞれ特徴的な形状を示した。

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